日本伝統食と言えば…
味噌、しょうゆ、納豆などの「食品食品」
実は、戦後の食の欧米化により、日本人の健康を支えてきた
発酵食文化は少しづつ衰退していきました。
その中でも今回は代表格の「味噌」
総務省によると、
1990年に「約9.5キロ」だった味噌の年間購入数量は、
2012年には「約5.8キロ」にまで減少。
その結果、
味噌醸造会社の倒産が相次いでいます。
2014年末には、1906年創業の新潟の
老舗みそメーカーが11億円の負債を抱えて倒産。
需要の低下による価格競争の激化が原因だったそうです。
また、
味噌の好みは
地方によって異なるため、
地域に根付いた味噌を作り続けている中小企業が多く、
ひとたび業績が悪化すると経営が一気に行きづまる傾向にあるのだとか。
ただ、
一方で、
インスタント味噌汁の消費量は増え続けているそうです。
このまま
昔ながらの製法で作られた味噌や麹の消費量が落ち込んでいけば、
私たちの食卓から伝統的な発酵食が姿を消す
可能性さえあります。
そうなってしまえば、
日本人の健康が損なわれるだけでなく、
時間をかけてゆっくりと丁寧に”食”と
向き合うことができる
”発酵食”の魅力を
未来の子供たちにつないでいくことができません。
これまで
何百年にもわたり私たち日本人を
病気から守ってくれた
”発酵食”を、次は、
私たちが守りませんか?
安価で
栄養素が少なく、添加物が含まれている発酵食品は
数多く出回っています。
そういった物と比べ200~300円程高いかもしれません。
しかし、味噌の購入頻度はいかがでしょうか?
年に数えられるくらいだと思います。
一度外食を控えれば、年間の差額は無くなるのではありませんか?
(今日は外食にしたいけど、
健康のためにも…冷蔵庫内の食材のためにも…
そして健康のためにも… 自宅で済まそう)
これを年に1回行えばいいのです。
色々な特色を持つ味噌を
ご自身で試し
自身の1番を見つける魅力・楽しみ方をしてみてはいかがでしょうか?
きっと、”発酵食”は消滅の危機を脱し、
その輝きを取り戻すはず。
日本の伝統的な食文化を守るためにも小さな協力してはいかがですか?