食 ②焦げ目って美味しいよね！ でも…

食　②焦げ目って美味しいよね！　でも…

元アーチェリー日本代表　

予防・コンディショニングの専門家

院長の長岡です。

東洋医学　??　現代医学　??　アロマ　?? 食事　

を掛け合わせたハイブリッド鍼灸（総合療法）を行なっております。

今回は日々の食について基礎知識の共有です。

ステーキやトーストなど、きれいな焼き色がついた食べ物は、食欲をそそりますよね。

でも、こんがりと焼き色のついた食べ物が大好きなら… 
「アルツハイマー病」予備軍かもしれません！！


今日のテーマは「AGE」 

「Advanced End Products」 の略で、 日本語で言うと 「終末糖化産物」です。  
「終末」という字だけで 恐ろしい感じがします。 字面が恐ろしいだけでなく、
 本当に恐ろしい物質なのです。


 まず、AGEを 簡単に説明すると、 たんぱく質と糖が 加熱されて劣化した、いわば「たんぱく質の成れの果て」そして、 どんな食べ物にAGEが多く含まれるかというと、
ステーキや唐揚げなどこんがり 焼き色のついた 食べ物に多く含まれています。
実は、 このAGEがアルツハイマー病と深く 関係しているというのです。

前頭葉に どれくらいAGEが 蓄積しているか 調べた研究によると、
 アルツハイマー病の人の 前頭葉には、
健常な人と比べて、 なんと3倍もの AGEが蓄積されていることがわかりました！！！


ついつい 焼き目や、 焦げ目がついた 食べ物を食べてしまうという方は、 
アルツハイマー病に なる可能性が高いかもしれません。 
さらに、、、
 AGEは アルツハイマー病だけでなく 糖尿病や骨粗しょう症、 動脈硬化や心臓病などの 
原因になるといわれています。

アルツハイマー病や、 糖尿病といった病気 を予防するためにも、
 こんがり焼き目や 焦げ目がついた食べ物の 摂りすぎには注意しましょう。
 調理法によって、 AGEが発生する量には 大きな違いがあります。

「肉が食べたい！！」 そんな時は、煮たり蒸したりして 食べることをオススメします。


ちょっとした心がけで、数十年後のあなたの健康が変わってきます。
今日からまずは1週間、お焦げの習慣を変えていきませんか？


話は変わって、みなさんは
”キッチンファーマシー”
という考え方をご存知ですか？

直訳すると、”台所薬局”なのですが、
医食同源の考えの元、野菜、塩やスパイスといった台所にある身近な食材で、
日々のちょっとした不調や病気を治癒し、健康を維持しようとする
インドやネパールで大切にされている考え方です。


中国には”食医”という言葉もありますし、
健康にとって一番大事なことは「食」であるというのは、昔から万国共通なのです。

日本では1950年代から、「食源病」と呼ばれる生活習慣病が増え続けています。

その理由は、添加物や加工食品といった、不自然な「食」が食卓に入り込んでしまった
ことも大きな問題です。

医療費の増大や、医師・看護師の不足といったさまざまな理由により、
2025年には医療が崩壊するかもしれないと言われている
これからの日本では、”健康であること”というのは、
とても重要になってきます。

そして、

その健康の基盤は、
今も昔も変わらず「食」。

家族といつまでも生き生きと健康に暮らすために、
今こそ「食」を見直してみませんか？
食材の旨み・栄養を存分に引き出す料理術、
食べ方が重要です。